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気になること
 
消費者金融業界で気になる事と言えば、過払い金返還請求と総量規制ではないでしょうか?
こちらではその2点に言及して、意見を述べたいと思います。

過払い金返還請求について

過払い金返還請求は、利息制限法を越えて支払った分については、後から返還を請求できるものです。
最初にやることは、取引履歴の開示請求をし、利息制限法で再計算してみて、払い過ぎた分があれば返してもらえる権利です。
この問題は旧貸金業法の43条・みなし弁済の有効性についてしばし議論されてきましたが、最高裁の判決で事実上のみなし弁済の無効・及び取引履歴の開示を義務付けることで一応の解決がされたように思えました。

しかし、この問題は貸金業者の相次ぐ倒産、貸し渋りや貸し剥がしといった副作用も生み出しています。
貸し渋りや貸し剥がしといった問題は、次の総量規制でもリンクする問題です。

総量規制について

総量規制とは年収の3分の1以上は借金をすることができなくなるというものです。
また、1社で50万円を超える場合、もしくは他社との合計が100万円を超える場合は収入証明が必要となります。
専業主婦は夫の承諾や収入証明が必要となり、基本的に夫に内緒で借りるということができなくなります。

大手消費者金融の保有する既存顧客では、実に6割がこの規制に該当すると回答しています。
この人たちは結局ヤミ金に頼るしかなくなります。

そもそも過払い金返還請求や、総量規制といった問題は、多重債務者を救済する目的から出てきたものです。
しかし、実際は貸し渋りや貸し剥がし、ヤミ金への流出といった副産物について、真剣に取り組まなければ、真の弱者救済とはいえないのではないでしょうか。
 
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